2007年05月07日

【リィリアの魔眼】後編

というわけで何とか後編です。

かなり勢いで書いてるので至らぬところばかりのままですが、作中の雰囲気が伝わってくれればいいなぁ、と切に願います。
まだほかにもネタとして思いついてるものがちまちまあるので
そういったものも形にしたいなー、とおもっております。

では続きをドウゾ。

続き【リィリアの魔眼・後編】を読む
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2007年04月28日

リィリアの魔眼

というわけで久しぶりの小説更新です。

合同企画は次のアップ未定です。ご了承ください。
まぁ、だからこそ書きたくなってアップするに至ったわけです。
前後編です。とりあえず前編のみ更新。
後編出ることを祈ってください。マジで・・・。

では本編をドウゾ。

続きを【リィリアの魔眼】読む
posted by 悠香璃・halfmoon at 00:21| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月18日

キャラ設定資料:朔夜白夢

更新のネタがなくなったので再びキャラ設定で場を繋いで見ます。
いえ、更新のネタがないわけじゃありません。どっちだーヽ(`Д´)ノ
というわけでコラボ企画登場のキャラクター、朔夜白夢の設定をお目見えさせておこうとおもいます。
余力があればそのうち2キャラともイラストかきたくもあるんですが、そんな余力はねぇなぁ_| ̄|○

さて、リィリアが現存する最強の魔法使いである。という設定ですが、こちらは現存する最古の錬金術師です。
そもそも錬金術の始祖はヘルメス・トリスメギストスであるとかいろいろ説があるわけなのですが、こちらではそういった設定は受け継いでいない可能性が多分にあります。
でも、話の中で白夢が覚醒する予定は今のところありません。
なので錬金術分野についてもリィリアにとられます。カワイソス(ノω`)
そんな割と救われない娘ですが、本人は意外と今のままでいいみたいです。

では続きをドウゾ

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posted by 悠香璃・halfmoon at 19:03| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月28日

キャラ設定資料:リィリア・フローズン・風夏

というわけで今日はちょっとした別物の更新です。
最近更新してないですが、気力がありません、ハイ

というわけで合同企画で書いている小説(シリーズ名はナイショ)のキャラクター紹介です。
今回は「リィリア・フローズン・風夏」編。
現存する最強の魔法使いという設定です。
名前に三元素、水、風、火という意味を埋め込むことで三属性を支配下に置いている魔法使いなのでその力は絶大・・・。
なのですが、本編においていまだ魔法を使っておりません。

この設定についても、まだあやふやーな状態なので後々変わる可能性があります。でもまぁ、現状において楽しむにはつかえるだろうということで公開してみました。
では続きをドウゾ。
続き「リィリア・フローズン・風夏」を読む
posted by 悠香璃・halfmoon at 20:42| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月06日

作品解説:四季〜巡り送り歌〜

はい、悠香璃さんです。ごきげんよーまたらいしゅー(ぇ

はい、終わるなって話ですね。
というわけで珍しく作品解説などというものを書いてみました。

この作品は、四季とその季節を分けるもの。
季節ごとの行いを儀式に見立てて(過去には実際に儀式だった可能性も十二分に存在します。というか私はそうだと思っています)儀式と、それにあわせて日本の古い四季の歌を当てはめてみました。

春は さくらさくら。
夏は 夏はこぬ。
秋は ゆうやけこやけ。
冬は 一月一日。

間に、儀式めいたセリフを入れることで儀式と歌を絡めてみました。
いかがだったでしょうか?
やりたいネタはまだまだあるのでしばらくこうした更新が増えるかもしれません。よければ是非お付き合いください。




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2007年01月02日

一年を分かつもの

というわけで正月と大晦日をモチーフにした小説短編を書いてみました。
相変わらずわけのわからない魔術と概念的な話ではっきり言って小難しい通り越して理解に困る作品だと思います。
でも、私はこういう作品が好きです。

なぜかというと、そういうものを読むとそれについて自分なりにであれ考えて答えを出さないといけないからです。
たとえば、お花見とはなんでしょうか?
春に行われ、満開の桜を見て宴を開く。さて、この行為の原型は一体なんだったのでしょうか?
私はお花見は、春送りの儀式だと思っています。
寒い冬を越えて、生命を感じさせる季節となった春はいっせいに花を咲かせます。そして、その花が散ってから、生命のあふれる夏へと変わります。
雪が溶けると春になる。じゃありませんが、春を送れば夏が来るんです。

そんなふうに、日常のちょっとしたことでも考えてみると、いろいろと新しい発見があると思います。
是非、視点を変えて、考え方を変えてみてください。楽しいと思いますので。
また、今回少しだけ判りやすくしようとおもって、登場人物二人の簡易説明を書いておきました。

では、続き。一年を分かつもの をどうぞ続き【一年をわかつもの】を読む
posted by 悠香璃・halfmoon at 19:00| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月31日

幻想

幻想について語ろう。
そもそも、幻想とはなんなのだろうか?
現代において、幻想的ななどと表現される風景はどれもが稀有なものである。
しかしそれも、幻想的であれど幻想とは呼ばないのだろう。
なぜなら、幻想とはすでに失われたものであるからだ。
その昔、妖怪や女神、神、天使が実在していた頃、人間はそれを当然のように受け止めていた。しかし、それはやがて幻想へと姿を変えていった。
なぜなら人間にとってそれらは疎ましい存在であったからだ。
それゆえに人間は彼らのことを忘れていった。そして何時しか、彼らの存在は幻想のものへと姿を変えたのだ。
現代にはその名残はみえても、それそのものを見ることはかなわない。
人は永遠に幻想そのものを見ることはできないだろう。

幻想を求めるのならば、求める者は幻想とならなければならない・・・
人は何時しか、生き易さのために幻想を捨て去ったのだ。

posted by 悠香璃・halfmoon at 12:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月19日

幻想夜の葬送曲

ずいぶん唐突に書きたくなって、とりあえず殴り書いたシロモノ。
推敲とかぜんぜんしてないのでよくわからない話に仕上がりました(ぉぃ

割と鬱で暗い感じ。
テーマは、まぁ・・・人間についてなんだとおもいます。
存在の意味や意義、なんてことを人はよく言いますが
果たして全てのものが生まれたときから意味を持つなんてことがあるのでしょうか?
私は無いと思います。
全てのものはすべからく意味などなく無意味であり、それゆえに平等である。
ソレに対して人間が意味を持たせありがたがるのだとおもいます。
そもそも、人間という存在がいなかったのなら、意味という概念は生まれていないでしょうから。
結局のところ、私達は人間故に、人間ありきの考え方しかできないのだと思います。

では、幻想夜の葬送曲は続きからごらんください。
続き『幻想夜の葬送曲』を読む
posted by 悠香璃・halfmoon at 01:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月10日

空間断裂.4

結界を認識する能力、というのが一体何の役に立つのかなんてどうでも良かった。
私にとっては、今までと何が変わるわけでもない。
ただ、自分の能力が特殊なものであるという認識が、私の見るセカイを変えたような気がする。
今日も世界を歩いて回ると、そこかしこに結界が見える。
この世界はこんなにも細かく分断され、隔離されているものなのか・・・
そう思うと、少し窮屈に感じた。
いったい、何をそんなに隔絶しているのだろう・・・
この世界に、隔離すべきものなんて、ほんの少ししかないのではないだろうか・・・?

けれど、隔絶されていなければならないものほど、隔離されていないのはこの世界のきっと絶対法則なのだとおもう。
私だってそう、この世界からは隔絶されているべきであろう能力をもちながら、この世界に溶け込んでいるのだから・・・。

それからというもの、私は何度も、シルクさんのところに足を運んだ。
世界とかかわることをやめ、隔絶された領域に住む人に、私だけが会いに行ける・・・。
それが、私のこれからの楽しみになることだろう・・・
〜end〜
posted by 悠香璃・halfmoon at 21:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月25日

空間断裂.3

「なるほど・・・つまり、薄いカーテンみたいなものがかかっていて、其れを認識した上で通り抜けてきた・・・と?」
「です」
 私はベッドに腰をかけ、差し出された高そうな紅茶を啜りながら答えた。鼻腔をくすぐる香りから、ダージリンであり、最高級と言われるような種類であることだけはわかった。それ以外の細かいところまでは解らない。
「・・・ねぇ、今までにさ、幽霊がみえるとか、そういったこと・・・ある?」
「見えたら見てみたいですね〜」
「・・・霊的なものじゃないか・・・ん〜・・・」
 私の返答に対して、彼女はなにやら考え込んでしまった。その間に私は二杯目の紅茶にとりかかる。こんな上物滅多に飲めない、せいぜい楽しませてもらうことにする。そんな私を尻目に、彼女は延々なにかをぶつぶつとつぶやいていた。
          ☆     ☆    ☆
「だとしたら・・・どういう系統樹に属するの?霊的なものが見えない・・・ううん、見えないんじゃなく、見てないと仮定するべきかしら・・・。だとして、結界を見る・・・結界というよりも、境界?あるいは・・・別の空間を認識しうる・・・うん、それなら納得が行くわ・・・でも、今までにそんな例は・・・いあいあ、例がないから存在しないって言うことはありえないわ。存在しないんじゃない、観測されていない事柄なら、まだ在ってもおかしくない・・・とすると・・・ねぇ、さっき私の結界はカーテンみたいに見えたっていったけど、ほかにもそういったものを見たことがある?」
 突然に質問され、私はほおばっていたクッキーを喉につまらせた。あわててお茶を啜り飲み干すとほっと一息つく。そうしてから、聞かれたことについて考えてみる。思い当たることは・・・
「ん、一応。普段から見える場所もあります。神社とか、お地蔵様の周りとか、あと・・・ときどきそういうのがくっついてる学校もありますね。あと、時々つれて歩いてる人もいますね」
「・・・なるほと、結界視とでも言うべきかしらね、それは・・・かわった魔眼だわ」
「魔眼?」
「そう、昔から、目に見る以外の力が宿ったものや、霊的な手術により人為的にそういうようにしたものをそう呼ぶの。まぁ、一般的なのは霊視や発火、スプーン曲げとか、透視かな?キミのばあい、脳が結界、世界とセカイの継ぎ目とか、境目を認識することができて、それを視覚情報として認識できてしまうから見えるんでしょうね。貴女には、古今東西、この世界に存在しうるあらゆる結界が見えてしまうのよ」
 なるほど、それでいままでの不思議な視界の理由がわかった。けれど、少し不思議に思う。このセカイに、結界というものがそれほどに存在しているのだろうか?
「在るわよ」
 まるで人の心を読み取ったかのようなタイミングで言われた。
「もともと結界というのは、他者を拘束したり、外界との接触を拒絶するために作られる。そういう意味では、人の部屋というのも結界足りえるものなのよ。ま、そんなのはいまでは結界にはなりえないから、キミの目は結界として認識しない。かわりに、他人を拒絶し、周りに敵意を発してる人の周囲とか、都会の中にある古びた洋館とか、そういった異質な空気をまとった領域の結界を視認できるわけ。かなり稀少な能力ね」
 稀少、というセリフに、私の胸はどきんとなった。私は、特別なのだろうか?だとしたら、其れは私にとって嬉しいことだ。私はきっとそのとき、すがるような目で彼女を見ていたと思う。けれど、其れは私にとって精一杯の感情表現だった。
 なぜなら神無月夢衣という少女は、自分の存在自体がつまらなくなっていて、セカイの存在自体がどうでもよくなって、迷子になっていたのだから・・・。
posted by 悠香璃・halfmoon at 23:07| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月24日

空間断裂.2

 奇跡といよりは、どちらかというと悪夢なのだろう。
 男はまだ生きていた。両腕、両手首、肩口から腹、太股、脹脛、首・・・
 肉体を9個のパーツに空間ごと断裂され、それでなお生命活動を維持しているのはいかなる方法なのだろうか。
「なぜ・・・だ、なぜ私が引き裂かれなければならぬっ!」
「常識に縛られすぎね、私はキミを引き裂いたわけじゃないんだよ・・・」
 その、明らかに嘘にちかくて、でも真実である言葉を、男は瞬時に理解していた。
「・・・き、きさまは・・・まさか・・・っ!」
「そう、キミがいま理解したとーり、それが答えよ。でもね」
 女・・・瑠璃亜は両手を前に出す、開いた両手は、まるで何かを持っているよう・・・
「それを口にすることは許されない」
 彼女が手を、ぱん・・・と鳴らすのと同時に、男の頭部が連動するように潰れて爆ぜた。
 一部始終を見ていて、そしておもった。此処は異界だ・・・だから、誰もビルが倒壊しようが、人が殺されようが、だれもキニシナイ。ここは世界の狭間・・・きっと、さっきみた断裂した空間の間にできたセカイなんだ・・・。ここはきっと、彼女の世界で、それ以外のものは総て異物なんだろう・・・そう、私さえも・・・。
 彼女は放心してる私をみつけ、驚いたように一瞬だけ目を見開き、そして片手で髪をかきあげた。「キミは・・・関係者・・・っていうわけじゃないみたいね・・・何者?」
 彼女は私の前に悠然と立って、私を見下していた。
「自慢じゃないけど、私の結界に簡単に入り込める人ってそうそういないだよね・・・一般人ならだけど。此処は一応私の隠れ家の一つでね、一般人ならまず見つけることなんて不可能で、だからこそ、貴女は一般人じゃないという式が成り立つわけ。でも、今のことを一部始終みて逃げ出しもせずにいる、ましてや襲い掛かってくるでもない。それはつまり、さっきの男の関係者でもないって式を導き出して問題ないはずよね?となると・・・キミは別の理由、法則、構成式をつかって私の結界に侵入したってわけ、正直・・・ちょっとプライト傷つくのよねぇ・・・それって」
 そんなふうにベラベラと一人で喋った挙句、手を差し出してきた。
「私は瑠璃亜・シルク。見えないと思うけどハーフよ。キミは?」
 差し出された手を無意識にとって、私は 神無月夢衣 と、自分の名前を名乗っていた。

 このセカイはホコロビだらけ、ちょっとつつけば簡単に崩れる。
 だからこそ、そのホコロビの先は私の目の前にある。
 きっとホコロビの先は・・・わたしが精一杯生きれるセカイなんだと信じて・・・
posted by 悠香璃・halfmoon at 23:01| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月22日

書く場所がほしかった

そんな理由で新しいカテゴリ作りました。
読んでる人も読んでない人も元気〜?悠香璃さんですよ〜。
というわけで、小説のカテゴリ追加です。
ちょくちょく書いてみようかと思いますので、どぞよろしく〜。

空間断裂.1
私たちが住んでる世界なんて、結構綻びだらけだ。
ちょっとでもその綻びをつついてやれば、常識という名のタガは簡単にはずれ、暴走を始めてくれる。
所詮常識など、人間が凝り固まった固定観念で生み出したちゃちな産物なのだから・・・その程度で壊れてしまって仕方のないものなのだろう。
なればこそ・・・それは目の前で起こったのだから・・・。

とある地域のビル街、バブルの頃に建築が始まり、バブル崩壊とともにあっさり建設を止められたビルのナレノハテが集ういわゆる廃墟のようなところだ。なぜそんなところにいるのかはどうでもいい、大事なのは目の前で起こっていることだろう。
目の前には瓦礫の山が広がっている。ついさっきまでビルだったモノはいまではその面影すらも残していない。そして異常だったのは、誰もこの現場を見に来ないということだった。
ビルひとつ崩れればその音はすさまじい。事実私の耳も大音量のライブを聞いてきた後のようにイカれている。だというのに誰もその音を聞きつけてこないのだ。
まるで、ここだけが世界から隔絶された異界であるかのように、私と・・・対峙する二人の空間は何事もなかったかのように悠然としていた。
「ふーん・・・風を超高密度に圧縮した刃・・・か、なかなか賢いことをするわね。どれだけ密度を圧縮しようと、風は風、その性質までは変わらない。ただし、超高密度体であるが故に、触れるものすべてを切り裂く・・・面白いモノだわ。風そのものはもともと密度というようなものはない。風圧を圧縮しているといったほうがどちらかというと正確かしら?それとも風速?ああ、しつれい。両方だったわね」
 からかうような、それでいて解読するような不思議な口ぶりで彼女は語る。淡々とおきた現象を把握し、そして分析していく。その様はまるで遥かな高みから相手を見下ろす神のようで、私は身震いした。
「・・・私の構成式をただの一度でそこまで理解しますか・・・。やはりあなたは恐ろしい人だ、それでいて・・・失うには惜しい才能をお持ちだ。今からでも・・・戻るつもりはありませんか?いまなら、私からも口ぞえしますよ?」
 空を飛んでいる男が言う。自分の優位性を楽しんでいるとしか思えないその口ぶりを、彼女は切り捨てた。
「興味がないわ。それと・・・私より格下の口ぞえなんかに何の意味があるのかしら?」
「・・・ふふ、私は先日二つ目の称号を貰い受けましてね。あなたはひとつしか称号を得ていないのだから、私のほうが格が上です。それに、そもそもあなたより下に居た記憶などありませんよ・・・瑠璃亜!」
 瑠璃亜、というのがおそらく彼女の名前なのだろう。叫ぶような呼び方をしたと同時に、轟音が走る。さっきのビルを瓦礫に変えたのと同じモノを、今度は彼女に向けたらしい。あんなものが直撃すれば、ほぼ間違いなく人間など跡形もなく消し飛ぶ、葬でなくても、真っ二つに切り裂かれてしまうことだろう。しかし、その形のない、それでいてすさまじいまでの破壊力をもった現象を、彼女はただの一言でたたき伏せた。
「斬」
 彼女の声が響く、それと同時に見えない刃はおそらく切断されたのだろう。彼女の周りには破壊の跡がある、が・・・彼女自身とその近辺だけは、無傷だった。
「・・・馬鹿な・・・貴様、いま何をしたっ!」
 男の絶対の自信というものはあっさりと打ち砕かれた。つい数秒前までの余裕はそこにはなく、自信の最強と信じていたであろう構成式は彼女のただの一言に屈服させられた。その事実を、男は認めなかった。
「裂けろっ!!」
 再びたたき伏せられる凶刃。
「暫」
 ただの一言で、同じ結果になる。
「なぜ・・・だ・・・なぜ・・・」
「愚かね・・・称号を二つ取ったぐらいで私と並べるというのなら、なぜ私が学院の頂点から危険視される存在になるの?」
「・・・」
 男は何も言わなかった。あるいは言えなかったのかもしれない。
「もしもあなたが私と並んでいるというのなら、あなたも等しく学院から危険視されるはずではないの?」
 男はすでに、彼女の声が聞こえているのかすらわからないほどに、その活動を停止していた。
「私が言った格という意味が理解できた?あなたの進んだ道と、私の進んだ道には、決定的な違いがある。それはつまり・・・媒介するモノの違いに他ならない」
「・・・なんだ、なんなんだっ!貴様は、貴様はどの系統樹に属するというんだっ!」
「・・・それは、あなたの命と引き換えに教えてあげる」
 双方一瞬の沈黙・・・そして、聞こえた音は二つだけ。
「惨」
 まずは彼女の声が聞こえた。つぎに、ギシィ・・・と、何かがきしむ音が聞こえた。空を見上げれば・・・空間が軋んでいる、次に軋んだのは、男だった。次の瞬間には空間ごと男の身体が引き裂かれていく。やがて空間は元とは違う位置に収まった、同時、男の身体は落下した。
 ぐしゃり、という気味の悪い音とともに、男は地面に四肢と血液をぶちまけた。
posted by 悠香璃・halfmoon at 15:41| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2000年12月25日

設定資料集

キャラクター名登場作品
リィリア・フローズン・風夏 科学時代の魔法世紀
朔夜白夢科学時代の魔法世紀
ユリア・シャープムーン
ルナ・ハーフムーン
イグドラシルの継承者
リーシア・デュセンバーグ
フィネ・デュセンバーグ
イグドラシルの継承者
posted by 悠香璃・halfmoon at 00:00| 東京 ☀| 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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